サントメ・プリンシペの治安は危険?旅行者が知っておくべき現状と注意点

治安詳細画像

赤道直下、ギニア湾に浮かぶ島国サントメ・プリンシペ。外務省は全土に「レベル1:十分注意」を発出しており、2022年にはクーデター未遂事件も発生しています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、サントメ・プリンシペの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。

この記事でわかること

  • 全土レベル1の理由となったクーデター未遂とギニア湾の海賊リスク
  • 首都サントメで多発する強盗・スリと、2025年3月の貨物船襲撃事件
  • 日本大使館がない国での緊急連絡先(在ガボン日本国大使館が兼轄)
スポンサーリンク

外務省の危険情報(2024年8月28日発出)

レベル1 十分注意してください
サントメ・プリンシペ全土が対象

厳しい経済状況や地方の経済格差に不満を持つ国民によるデモや集会が、暴動や治安当局との衝突に発展するおそれがあります。2022年11月には、武器を奪取する目的で軍庁舎が襲撃されるクーデター未遂事件が発生しました。また、ギニア湾では武装集団による誘拐や強盗等の海賊事案が多発しており、海路移動には十分な警戒が必要です。

出典: 外務省 海外安全ホームページ「サントメ・プリンシペ」危険情報(2024年8月28日発出・2026年7月21日確認)

犯罪の実情 ― 首都の強盗・スリとギニア湾の海賊

サントメ・プリンシペの治安情勢は比較的安定していますが、インフレ率・失業率が高水準にあることから、首都サントメを中心に強盗やスリ、ひったくり等の犯罪が多く、薬物の蔓延も問題になっています。
海上では、2025年3月にサントメ・プリンシペ沖で武装した海賊による貨物船への襲撃事案が発生するなど、ギニア湾では船舶への攻撃・乗組員拉致が頻発しています。

出典: 外務省「サントメ・プリンシペ」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(2025年11月6日更新・2026年7月21日確認)

防犯の基本

観光客が立ち寄らない地域への訪問、夜間・単独での外出は避けてください。多額の現金・貴重品を持ち歩かない、スマートフォンを手に持ったまま歩かない、高価な装飾品を身につけないなど、目立つ行動は控えるべきとされています。バッグ類は車道や通行人と反対側に携帯し、上着で隠すなどしてひったくりに注意。万一犯罪に遭遇した場合は、無理な抵抗や追跡をせず生命・身体の安全を最優先にしてください。

出典: 外務省「サントメ・プリンシペ」安全対策基礎データ・防犯対策(2025年11月6日更新・2026年7月21日確認)

知っておくべき現地ルール

空港・軍事施設・大統領府周辺での写真撮影は禁止されており、スマートフォンを手に持っているだけでトラブルになるおそれがあります。市場や街中での無断撮影は現地の人々の反感を招くため控えてください。旅券・滞在許可証は常時携行が義務付けられています。バイクタクシーは無免許・整備不良車両が多く、利用は極力控えるべきとされています。デモ・集会に遭遇した場合は速やかにその場を離れてください。

出典: 外務省「サントメ・プリンシペ」安全対策基礎データ・滞在時の留意事項(2025年11月6日更新・2026年7月21日確認)

緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください

サントメ・プリンシペには日本大使館・総領事館がなく、在ガボン日本国大使館が兼轄しています。パスポートの盗難・紛失には十分注意してください。

在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペ兼轄) (国番号241)11-73-22-97
閉館時緊急用: (国番号241)77-38-73-38

出典: 外務省「サントメ・プリンシペ」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2025年11月6日更新・2026年7月21日確認)

まとめ ― 覚えるのは3つだけ

  1. レベル1の理由を理解する: 経済格差によるデモ・クーデター未遂とギニア湾の海賊リスク
  2. 首都では強盗・スリに警戒: 目立つ行動を避け、貴重品は分散管理
  3. 大使館は在ガボン: パスポート紛失時は手続きに時間を要することを念頭に

海と自然が魅力の島国ですが、経済的な不安定さが治安リスクにつながっている国でもあります。基本的な防犯とギニア湾の海賊情報への警戒を怠らないことが重要です。

本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページでご確認ください。