
産油国として知られる中部アフリカの赤道ギニア。外務省は危険レベル1を全土に発出し、2017年のクーデター未遂以降の政治的緊張や、ギニア湾での海賊事案への警戒を呼びかけています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、赤道ギニアの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月15日)。
この記事でわかること
- 赤道ギニアの危険情報レベルとその背景
- ギニア湾での海賊事案と2025年のタンカー襲撃未遂
- タクシー利用時の注意点と緊急連絡先
外務省の危険情報(2024年8月28日発出)
赤道ギニア全土が対象
赤道ギニアでは長期政権への反感や経済状況の悪化、所得格差の拡大等の社会不安要因が存在するほか、過去に複数回クーデター未遂事件が発生していることから、治安情勢・政治情勢に十分な注意が必要とされています。またギニア湾では武装集団による誘拐や強盗等の海賊事案が多発しており、海路移動には十分な警戒が求められています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「赤道ギニア」危険情報(2024年8月28日発出・2026年7月15日確認)
犯罪の実情
赤道ギニアでは2017年12月にクーデター未遂が発生し、その後は空港や政府関係機関などの要所に治安部隊が配置されていますが、殺人や強盗等の重大犯罪や大麻等の薬物犯罪が依然として多発しています。また2025年2月には、赤道ギニア沖近海でタンカーが武装勢力による襲撃未遂に遭ったと報じられており(襲撃を察知したタンカーは退避したため実害なし)、ギニア湾では海賊による船舶への攻撃・乗組員の拉致等が頻発しています。
出典: 外務省「赤道ギニア」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(2025年11月6日更新)
防犯の基本
外出時は身の周りの安全に十分気をつけ、夜間や単独での外出も控えてください。
タクシーは相乗りが一般的なため、運転手や同乗者によるスリ・強盗の危険性があります。信頼できる運転手を雇うかレンタカーの利用が推奨されています。
犯人が凶器を所持している可能性があるため、無理な抵抗や追跡はせず、生命・身体の安全を最優先にしてください。
出典: 外務省「赤道ギニア」安全対策基礎データ・防犯対策(2025年11月6日更新)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
赤道ギニアには日本大使館・総領事館がなく、在ガボン日本国大使館が兼轄しています。緊急の場合でも即応できないことがある点に注意が必要です。
| 在ガボン日本国大使館(赤道ギニアを兼轄) | (国番号241)11-73-22-97 閉館時緊急用:(国番号241)77-38-73-38 |
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出典: 外務省「赤道ギニア」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2025年11月6日更新)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 政治情勢と一般犯罪の両方を意識する:クーデター未遂の経緯があり、殺人・強盗等の重大犯罪や薬物犯罪も多発しています
- ギニア湾での海路移動は要警戒:2025年2月にもタンカー襲撃未遂が発生。海賊による船舶攻撃・拉致が頻発しています
- 緊急時は在ガボン日本国大使館へ:赤道ギニアに日本大使館はなく、即応できない場合がある点に注意してください
赤道ギニアは危険レベル1ながら、政治的不安定さと海賊リスクという二重の警戒が必要な国です。観光客が立ち寄らない地域を避け、夜間・単独の外出を控えることが基本の対策になります。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月15日確認)に基づいています。渡航前には必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。