
アドリア海の絶景で人気のモンテネグロ。外務省の危険情報は出ていませんが、コトル旧市街やポドゴリツァでは日本人観光客の被害事例が複数報告されています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、モンテネグロの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。
この記事でわかること
- コトル旧市街・ポドゴリツァで実際に起きた日本人の被害事例5件
- 祝事での発砲という、日本にはない現地特有のリスク
- 日本大使館がない国での緊急連絡先(在セルビア大使館が兼轄)
外務省の危険情報 ― 発出なし
全土が対象。夏季の観光シーズンは外国人観光客を狙った窃盗が増加
モンテネグロに外務省の危険情報は発出されていません。ただし、夏季の観光シーズンにはアドリア海沿岸(特にコトル市旧市街)等の観光地で、国内事情に不慣れな観光客をねらったスリ・置引き等の犯罪が頻発しています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「モンテネグロ」危険・スポット・広域情報(2026年7月21日確認)
犯罪の実情 ― 日本人の被害事例5件
外務省は、近年発生した日本人の主な被害例として次の5件を具体的に挙げています。
ポドゴリツァ市の中央駅で若者数人に囲まれ金銭を要求され、拒否したところ旅券を盗まれた。
聖トリプン大聖堂付近を散策中、気づかないうちにバッグを開けられ財布・旅券を抜き取られた。
ポドゴリツァ市から鉄道に乗車したところ、混雑した車内で旅券のスリ被害に遭った。
夜間ポドゴリツァ市内を歩いていたところ、二人組に金銭を要求され、財布と現金を奪われた。
ポドゴリツァ市内のバス乗車時、降車場所を巡って運転手と言い争いになり、暴行を受けた。
出典: 外務省「モンテネグロ」安全対策基礎データ・日本人の被害事例(2026年3月16日更新・2026年7月21日確認)
知っておくべき現地ルール ― 祝事の発砲に注意
結婚式や正月などの祝事では、一般市民が祝意を込めて空に向けて銃を発砲することがあり、落ちてきた弾丸で負傷する事故が起こり得ます。近くで発砲や銃声を聞いた場合は、近くの屋根のある安全な場所に避難してください。また、民族・宗教・旧ユーゴスラビア紛争に関する不用意な発言は慎むべきとされています。軍事関係施設等の撮影も禁止です。
出典: 外務省「モンテネグロ」安全対策基礎データ・風俗、習慣、健康等(2026年3月16日更新・2026年7月21日確認)
防犯の基本
肩掛けバッグやリュックはスリの対象になりやすいため、なるべく身体の前で抱え、ファスナーを鍵やピンで留めることも有効です。電車・バスでは混雑した車両を避け、飲食店では貴重品の入ったバッグから目を離さないでください。強盗・恐喝に遭った際は、身体の安全を最優先にむやみに抵抗しないことが推奨されています。
出典: 外務省「モンテネグロ」安全対策基礎データ・防犯対策(2026年3月16日更新・2026年7月21日確認)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
モンテネグロには日本大使館がなく、在セルビア日本国大使館が兼轄しています。スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。
| 在セルビア日本国大使館(モンテネグロ兼轄) | (国番号381)-11-301-2800 |
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出典: 外務省「モンテネグロ」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年3月16日更新・2026年7月21日確認)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- コトル旧市街・ポドゴリツァではスリに厳重警戒: 実際の日本人被害事例が複数あります
- 夜間の一人歩き・混雑した車内に注意: 強盗・恐喝・スリの被害が報告されています
- 発砲音を聞いたら物陰へ: 祝事の空砲による流れ弾リスクがあります
アドリア海の絶景で知られる観光国ですが、旧市街の人混みでは実際に日本人の被害が起きています。基本的な防犯を徹底すれば安心して楽しめる国です。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。最新情報は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。