
レゲエ発祥の地として人気のジャマイカ。外務省は「凶悪犯罪が多発している」と明記し、首都キングストンを含む4県に危険情報レベル2を発出しています。日本人の被害事例も多数公表されています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、ジャマイカの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。
この記事でわかること
- 危険情報レベル2が出ている4県と、レベルが引き下げられた地域
- 日本人が実際に遭った14件の被害事例
- 大麻がらみのトラブルの実例と、緊急連絡先
外務省の危険情報(2026年5月22日発出)
| レベル2 不要不急の渡航中止 |
セント・アンドリュー県(首都キングストン市含む)、セント・キャサリン県、セント・ジェームズ県、ウェスト・モアランド県 |
|---|---|
| レベル1 十分注意 |
クラレンドン県(引下げ)、および上記以外のジャマイカ全域 |
外務省は「殺人・強盗・銃撃事件、ギャングの抗争事件等の犯罪が多発している」とし、犯罪の発生は危険レベル2の地域に限らずジャマイカ全土に及ぶため、滞在中は十分な安全対策が必要としています。クラレンドン県は2025年の警察の集中的な治安対策で主要ギャング首謀者の逮捕や武器押収が進み、殺人件数が減少したためレベル1に引き下げられました。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「ジャマイカ」危険情報(2026年5月22日発出・2026年7月21日確認)
犯罪の実情 ― 日本人の被害14件を外務省が公表
外務省は、短期旅行者が強盗・傷害・恐喝・盗難に遭うケースが多いとし、2024年9月には在留邦人が自宅で強盗被害、同年10月には旅行者がキングストンの路上で強盗被害に遭ったと明記しています。過去には自宅に押し入った強盗団により日本人1人が殺害される事件も発生しました。
キングストン中心部で男性2人組に「遊びにいこう」と声をかけられ車に同乗、ダウンタウンで仲間が増え「スマートフォンを渡せ」と脅されナイフで刺された事例。レンタカー観光中に「観光案内」を持ちかけられ同乗させたところ拳銃を突きつけられ所持品を強奪された事例もあります。
キングストンの宿泊先でドアを開けようとした際、マシンガン等を所持した3人組に室内に押し込まれ現金・旅券・PC等を強奪された事例。モンテゴベイのホテルでは深夜にハンマーでドアを破壊され侵入された事例も報告されています。
出典: 外務省「ジャマイカ」安全対策基礎データ・日本人の被害例(2025年8月22日更新)
知らないと危ないルール
出典: 外務省「ジャマイカ」安全対策基礎データ・違法薬物事情(2025年8月22日更新)
防犯の基本
外務省は「治安機関の対応が遅く、対応内容も日本に比べ限定的」と明記し、納得のいく解決に至らない場合もあるとしています。路線バスは強盗・スリが多く利用を避け、タクシーはJTB(ジャマイカ政府観光局)のステッカーがあるものやホテル手配のチャータータクシーを利用してください。交通違反時に警察官からワイロを要求される事例も報告されており、要求はきっぱりと断るよう呼びかけられています。
出典: 外務省「ジャマイカ」安全対策基礎データ・防犯対策/交通事情(2025年8月22日更新)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。
| 在ジャマイカ日本国大使館 | +1-876-929-3338/9 |
|---|
出典: 外務省「ジャマイカ」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2025年8月22日更新)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 行き先を確認: キングストン等4県はレベル2。ただしジャマイカ全土で犯罪が発生しています
- 見知らぬ人からの誘いに乗らない: 「遊びにいこう」「観光案内」からの強盗が繰り返し起きています
- 119(警察)を保存: ガンジャがらみの声かけには絶対に応じないでください
外務省が公表する14件の日本人被害事例が示す通り、ジャマイカでは短期旅行者を狙った凶悪犯罪が現実のリスクです。見知らぬ人からの親切な誘いを警戒し、信頼できる移動手段を選んで滞在してください。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。