香港の治安は危険?旅行者が知っておくべき現状と注意点

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日本人に人気の観光地・香港。外務省は「犯罪発生率は高くはなく比較的安全な都市」としつつ、2025年の詐欺事案は43,212件と犯罪全体の48.5%を占め、香港国家安全維持法にも注意が必要だと明記しています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、香港の治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。

この記事でわかること

  • 2025年の犯罪統計と、日系企業を狙う電話詐欺の手口
  • 機内での窃盗被害が増えている実態
  • 香港国家安全維持法・国安条例に関する注意点と緊急連絡先
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危険情報レベル1(2021年8月27日発出から継続)

レベル1 十分注意
香港全土が対象。2020年以降、抗議活動等に関する情勢は基本的に落ち着きを取り戻していますが、記念日等に合わせ許可を得ていない抗議活動が突発的に行われる可能性があります

出典: 外務省 海外安全ホームページ「香港」危険情報(2021年8月27日発出・2026年7月21日確認)

犯罪の実情 ― 詐欺が犯罪全体の半数近くを占める

外務省によると2025年の犯罪発生件数は89,137件で前年比5.9%減少しましたが、詐欺事案は43,212件と犯罪全体の48.5%を占め依然高水準です。2021年頃からは日本本社の社長を名乗る人物が経理担当者に企業買収資金の送金を指示する電話詐欺が発生し、着信番号が本社の代表番号を偽装するケースも報告されています。

機内での窃盗
香港行きの航空機に搭乗した日本人が機内で窃盗被害を受ける事案が複数報告されています。頭上の荷物棚に旅券・財布・腕時計・貴金属を入れず、常に自分の目の届く範囲で管理するよう外務省は呼びかけています。
スリ・ひったくり
2025年の窃盗事案は20,032件(前年比10.7%減)、スリは56.3%減、ひったくりは23.4%減と改善傾向にはあるものの、空港やMTR等の交通機関、繁華街、観光地では依然注意が必要です。

出典: 外務省「香港」安全対策基礎データ・概況/詐欺事案/スリ及びひったくり事案(2026年5月26日更新)

知らないと危ないルール

国家安全に危害を与える言動 ― 2020年施行の香港国家安全維持法、2024年施行の国家安全維持条例により、抗議活動への参加、扇動的意図のあるSNS投稿等は域外行為も含め逮捕・処罰の対象になり得ます。最高刑は終身刑です
歴史に関わる記念日での不用意な言動 ― 7月7日(盧溝橋事件)、9月18日(満州事変)、12月13日(南京事件)等の記念日は、対日感情に関わる団体の抗議活動が行われることがあり慎重な行動が望まれます
代替喫煙製品の所持 ― 2026年4月30日以降、加熱式タバコ・電子タバコの公共の場での所持も禁止され、違反者には最大5万香港ドルの罰金と6か月の懲役刑が科され得ます

出典: 外務省「香港」安全対策基礎データ・滞在時の留意事項(2026年5月26日更新)

防犯の基本

香港警察の詐欺相談ホットライン(ADCC)は24時間対応で英語・広東語・普通語に対応しています。少しでもおかしいと思ったらすぐに家族・在香港日本国総領事館・香港警察に相談し、電子メール中のリンクは安易にクリックしないよう外務省は呼びかけています。人通りの多い場所では荷物から目を離さず、旅券・財布等の貴重品は一つにまとめず分散管理してください。

出典: 外務省「香港」安全対策基礎データ・詐欺被害防止対策(2026年5月26日更新)

緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください

スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。

在香港日本国総領事館(24時間対応) +852-2522-1184

出典: 外務省「香港」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年5月26日更新)

まとめ ― 覚えるのは3つだけ

  1. 犯罪全体は減少傾向、ただし詐欺は約半数: 社長を名乗る電話詐欺には特に注意してください
  2. 機内でも貴重品は身につけて管理: 頭上の荷物棚には入れない
  3. 国家安全に関わる言動は避ける: SNS投稿も含め慎重に

香港は治安の良さで知られる一方、詐欺被害は犯罪全体の半数近くを占めています。電話やメールでの巧妙な詐欺手口を知り、国家安全維持法にも配慮しながら滞在を楽しんでください。

本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。