ヨーロッパのコンセントはCタイプ|変換プラグ選びと国別早見表

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Photo: Fructibus / CC0 via Wikimedia Commons

ヨーロッパ旅行の電源対策は、大半の国で使えるCタイプ変換プラグを軸にすれば足ります。例外はイギリス・アイルランド・マルタ・キプロスの4か国で、ここだけBFタイプが要ります。

この記事では、電圧の基礎からプラグ形状の違い、変圧器の要否、国別早見表、持ち物チェックの順に解説します。読み終える頃には、自分の旅程で何を買えばよいかがはっきりします。

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ヨーロッパの電圧はどれくらい違うのか

ヨーロッパの電圧はおおむね220〜240Vで、日本の100Vよりも高く設定されています。まず電圧差を知ることが、コンセント対策の出発点です。旅行前にこの電圧差を把握しておくと、変換プラグと変圧器のどちらが必要になるのかを正しく判断できます。

サンワサプライ公式の対応表では、ヨーロッパ各国の電圧は220〜240Vの範囲で記載されています。日本の100Vのおよそ2倍にあたる高さです。周波数はアップル公式の一覧でイギリス・フランス・ドイツ・スイスなどが50Hzとされています。日本の50/60Hzとは前提が異なる点も押さえておきましょう。

日本 ヨーロッパ
電圧 100V 220〜240V
周波数 50/60Hz 50Hz
主なプラグ Aタイプ C・SE・BF
ここが落とし穴:サンワサプライ公式は「複数の電圧、プラグ形状のあるものは、地域、建物によって異なる場合があります」と注意しています。同じ国でも建物によって差が出ることがあります。

出典: 海外電源プラグ対応表:ヨーロッパ – サンワサプライ世界の代表的な国と地域の電源プラグ – Apple/確認日 2026-08-13

では、電圧が違うだけでなく、コンセントの形もどう違うのでしょうか。訪問する国が多いほど、形状の基礎知識がそのまま役立ちます。次章でCタイプ・SEタイプ・BFタイプの違いを確認しておきましょう。

プラグ形状はCタイプ・SEタイプ・BFタイプが基本

ヨーロッパで使われる丸ピン式プラグの形状の違い。左がCタイプ、右がアース金具付きのSEタイプ
ヨーロッパの丸ピン式プラグ。(a)がCタイプ、(c)が側面にアース金具のあるSEタイプ。Photo: SomnusDe / derivative work: MikeRun / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

ヨーロッパで使われるプラグ形状は、日本での呼称でCタイプSEタイプBFタイプの3つが中心です。サンワサプライ公式の対応表を見ると、イギリス・アイルランド・マルタ・キプロスの4か国だけがBFと記載されています。それ以外の国は、いずれもCまたはC・SEの組み合わせです。

出典: 海外電源プラグ対応表:ヨーロッパ – サンワサプライ/確認日 2026-08-13

各タイプの見分け方

  • Cタイプ:丸ピン2本でアース(接地)なしの形状です。
  • SEタイプ:丸ピン2本に加え、側面にアース金具が付いた形状です。フランス系の一部ではアースがピン式のEタイプも使われます。
  • BFタイプ:角ピン3本の形状です。イギリス・アイルランド・マルタ・キプロスで使われます。

Cタイプのプラグは、SEタイプなど丸ピン2穴のコンセントにもそのまま差し込める互換性があります。この互換性のおかげで、旅行者はCタイプの変換プラグ1つを用意するだけで多くの国をカバーできます。プラグ形状の違いがわかったところで、実際に何を買えばよいのか、次章で具体的に見ていきます。

結局どれを買えばいい?変換プラグの選び方

多くの国を回る旅行なら、Cタイプ変換プラグを1つ持っておけば大半のコンセントに対応できます。イギリス・アイルランド・マルタ・キプロスを含む旅程なら、BFタイプ変換プラグも併せて用意しましょう。この2種類を押さえておけば、ヨーロッパ旅行の電源対策はほぼ完結します。

  • Cタイプ変換プラグ(カシムラWP-3):日本のA/B/SEタイプの電源プラグを接続でき、海外のCタイプに変換できます。定格は10A/250Vです。
  • BFタイプ変換プラグ(カシムラWP-6):A/B/C/SE/O/B3/O2タイプの電源プラグを接続でき、海外のBFタイプに変換できます。
  • 買う順番:まずCタイプを1つ。イギリス方面が旅程に入った時点でBFタイプを足すのが無駄がありません。
覚えておきたい注意点:カシムラ公式は「変換プラグは電圧を変換するアダプタではありません」と明記しています。電圧に対応していない電気製品には、別売の海外用変圧器の併用が必要です。

出典: 海外用変換プラグ Cタイプ WP-3 – カシムラ公式海外用変換プラグ BFタイプ WP-6 – カシムラ公式/確認日 2026-08-13

変換プラグはあくまで形状を合わせる部品であり、電圧までは変えてくれません。では、変換プラグだけで海外の家電を使えるのでしょうか。次章では、ACアダプタの表示をもとに変圧器の要否を整理します。

変圧器は必要?ACアダプタの表示で見分ける

電源機器の定格ラベル。AC INPUT の欄に対応電圧と周波数が書かれている
電源機器のラベルには、対応する入力電圧が必ず書かれている。この例は230V専用の表示。Photo: I G / CC0 via Wikimedia Commons

結論として、手持ちの機器のACアダプタに「INPUT 100-240V」のような表示があれば、その電圧範囲の国ではそのまま使え、変圧器は不要です。プラグ形状が違うだけなら、変換プラグのみで対応できます。一方で、日本国内専用として100V表記しかない機器は、ヨーロッパの220〜240Vにそのまま接続すると故障や発火のおそれがあります。

  • INPUT 100-240Vの表記あり:変圧器は不要、変換プラグのみでOKです。
  • 100V表記のみ:電圧非対応のため、別売の海外用変圧器が必要です。
  • 表記が見当たらない:出発前にメーカーへ確認するのが安全です。

出典: オウルテック公式FAQ/確認日 2026-08-13

使用する機器ごとにACアダプタの表示を出発前に確認しておけば、現地のコンセント前で慌てずに済みます。ここまでの基礎知識をふまえて、次は訪問国ごとの電圧とプラグ形状を一覧で確認しておきましょう。

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国別早見表で確認する電圧・プラグ・必要な変換プラグ

サンワサプライ公式の対応表をもとに、主要24か国の電圧・プラグ形状・必要な変換プラグをまとめました。BFタイプが要るのは4か国だけ、残りはCタイプでカバーできます。旅程に合わせてこの一覧を確認しておけば、荷物の準備で迷いません。

国名 電圧 プラグ形状 必要な変換プラグ
イギリス 220-240V BF BFタイプ
アイルランド 220-240V BF BFタイプ
マルタ 220-240V BF BFタイプ
キプロス 220-240V BF BFタイプ
フランス 220V C・SE Cタイプ
ドイツ 230V C・SE Cタイプ
イタリア 220V C Cタイプ
スペイン 220V C(SE) Cタイプ
スイス 230V C・SE Cタイプ
オランダ 230V (B)・C・SE Cタイプ
ベルギー 220V C・SE Cタイプ
オーストリア 230V C・SE Cタイプ
ポルトガル 220V C Cタイプ
ギリシャ 220V C・SE Cタイプ
チェコ 230V C・SE Cタイプ
ポーランド 220V C Cタイプ
デンマーク 220V B・C Cタイプ
スウェーデン 220V B・C・SE Cタイプ
ノルウェー 230V C・SE Cタイプ
フィンランド 220-230V C Cタイプ
ハンガリー 220V C Cタイプ
クロアチア 220V C・SE Cタイプ
アイスランド 220V C Cタイプ
ルクセンブルク 220V SE Cタイプ

出典: 海外電源プラグ対応表:ヨーロッパ – サンワサプライ公式/確認日 2026-08-13

表のとおり、ほとんどの国がCタイプ変換プラグで対応できます。例外はイギリス・アイルランド・マルタ・キプロスのBFタイプだけです。この2種類さえ揃えれば、周遊ルートが変わっても慌てずに済みます。国ごとの違いを確認できたら、最後に出発前の持ち物を整理します。

出発前に揃えておきたい持ち物チェック

訪問国が複数にまたがる旅程では、Cタイプ変換プラグを基本にしつつ、イギリスやアイルランドに立ち寄るならBFタイプも追加するのが確実です。荷造りの前に、以下のチェックリストで持ち物を確認しておきましょう。旅程が固まったら、早めに準備しておくと安心です。

  • Cタイプ変換プラグ:ヨーロッパの大半の国で共通して使えます。
  • BFタイプ変換プラグ:イギリス・アイルランド・マルタ・キプロスなら必須です。
  • 使用機器のACアダプタ表示の確認:INPUT表記の電圧範囲を出発前にチェックします。
  • 海外用変圧器:100V専用機器を持っていく場合のみ必要です。

このチェックリストを荷造り前に見直すだけで、現地でのコンセントトラブルはかなり防げます。持ち物が整ったら、最後によくある疑問をQ&A形式で確認しておきましょう。

よくある質問

ヨーロッパ全域で1種類の変換プラグだけで足りますか?

大半の国はCタイプ変換プラグで対応できます。ただしイギリス・アイルランド・マルタ・キプロスはBFタイプという別形状です。この4か国を訪れるなら、別途用意する必要があります。両方を持っていけば、周遊ルートが変わっても迷わず対応できます。

変換プラグと変圧器はどう違いますか?

変換プラグはプラグの形状を変えるだけの部品で、電圧を変える機能はありません。カシムラ公式も、変換プラグは電圧を変換するアダプタではないと明記しています。電圧そのものを変える必要がある場合は、別売の変圧器を用意する必要があります。持ち物リストを作るときの参考にしてください。

スマートフォンの充電器に変圧器は必要ですか?

ACアダプタに「INPUT 100-240V」のような表記があれば、ヨーロッパの電圧範囲に対応しているため変圧器は不要です。表記を出発前に確認しておけば、現地で慌てる心配がありません。表記が見当たらない場合は、メーカーに問い合わせておくと安心です。

ドライヤーやヘアアイロンはそのまま使えますか?

日本国内専用で100V表記のみの製品は、ヨーロッパの220〜240Vに直接接続すると故障や発火のおそれがあります。海外対応表記がない場合は、現地の電圧に対応した製品を用意するか、別売の変圧器と併用してください。出発前に取扱説明書の表示を確認しておくと安心です。

まとめ

ヨーロッパの電圧は220〜240V、周波数は50Hzが基本で、日本の100Vとは異なります。プラグ形状はCタイプが大半の国で共通し、イギリス・アイルランド・マルタ・キプロスだけがBFタイプという例外です。この2種類の変換プラグを押さえておけば、ほぼすべての国で対応できます。

変換プラグはあくまで形状を変える部品であり、電圧を変えるものではありません。ACアダプタの表示を確認し、100V専用機器には別売の変圧器を用意しましょう。事前準備を整えて、安全にヨーロッパ旅行の電源対策を進めましょう。準備さえ整えば、現地での電源トラブルを防げます。

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