マカオの治安は危険?旅行者が知っておくべき現状と注意点

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カジノとポルトガル統治時代の街並みで知られるマカオ。外務省は危険情報を発出しておらず、犯罪発生件数も減少傾向にありますが、安全対策基礎データは「カジノでの置き引き」や「違法タクシー」への注意を具体的に挙げています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、マカオの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。

この記事でわかること

  • 2025年の犯罪統計(13,458件・前年比5.9%減)の内訳と、増加している犯罪
  • カジノでの置き引きや違法タクシーなど、観光客が遭いやすい被害の具体的手口
  • 歴史問題に関わる「記念日」の過ごし方と、24時間対応の緊急連絡先
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外務省の危険情報 ― 発出なし

危険情報 発出なし
全土が対象。2024年9月には「中国:凶悪犯罪に対する注意喚起」のスポット情報あり

マカオに危険情報は発出されていませんが、外務省は2024年9月19日付で「中国:凶悪犯罪に対する注意喚起」のスポット情報を発出しています。マカオは中国の特別行政区であり、広域の中国情勢にも留意が必要です。

出典: 外務省 海外安全ホームページ「マカオ」危険・スポット・広域情報(2026年7月21日確認)

犯罪の実情 ― カジノでの置き引きと違法タクシー

マカオの治安は安定しており、各種犯罪発生率も低く抑えられています。2025年の犯罪発生件数は13,458件で、2024年と比べて840件(5.9%)減少しました。ただし、一般傷害(1,191件、前年比76件増)、違法薬物取引(63件、前年比12件増)、強盗(51件、前年比3件増)は前年より増加しています(詐欺・窃盗・恐喝は減少)。
外国人が遭いやすい被害として、外務省は2点を具体的に挙げています。①カジノ・飲食店での置き引き: カジノに夢中になっている隙に、横に置いた鞄を持ち去られる被害が多発。②違法タクシー: 利用後に不当に高額な料金を請求される事案。料金に疑問を持った際は運転手の氏名・車両番号を控え、領収書を受け取った上で警察に相談するよう案内されています。

出典: 外務省「マカオ」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(2026年5月26日更新・2026年7月21日確認)

知っておくべき現地ルール ― 歴史に関わる「記念日」に注意

マカオにおける対日感情は一般的に良好ですが、過去には尖閣諸島や先の大戦に関連して抗議活動が行われた例があり、外務省は以下の記念日に慎重な言動・態度を呼びかけています。7月7日(盧溝橋事件)、8月15日(終戦記念日)、9月3日(抗日戦争勝利記念日)、9月18日(満州事変)、12月13日(南京事件)。該当日に外出する際は、最新の治安情報を確認し、集会等には不用意に近づかず、撮影やSNS投稿も控えることが推奨されています。また、出入境ゲート・カジノ内の撮影、模造ブランド品の購入も禁止されています。

出典: 外務省「マカオ」安全対策基礎データ・滞在時の留意事項(2026年5月26日更新・2026年7月21日確認)

防犯の基本

荷物から目を離さず、人通りの多い場所(空港・フェリーターミナル・繁華街)では特に注意してください。バッグは開口部を体側に向け、リュックは前に抱える。旅券・財布は分散管理し、「ながら」歩きは避ける。夜間の単独行動を避け、強盗に遭った場合は抵抗せず身の安全を最優先にすることが推奨されています。

出典: 外務省「マカオ」安全対策基礎データ・犯罪被害防止のための注意事項(2026年5月26日更新・2026年7月21日確認)

緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください

在香港日本国総領事館がマカオを兼轄しています。夜間・祝祭日は自動音声案内から緊急対応につながります。

出典: 外務省「マカオ」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年5月26日更新・2026年7月21日確認)

まとめ ― 覚えるのは3つだけ

  1. 危険情報は出ていないが油断しない: 犯罪件数は減少傾向でも、強盗・違法薬物取引は増加中
  2. カジノでは荷物から目を離さない: 置き引き被害の多くはカジノ・飲食店で発生
  3. 歴史関連の記念日は言動に注意: 7/7・8/15・9/3・9/18・12/13は集会等に近づかない

統計上は治安が安定している一方、外務省は具体的な被害パターンを名指しで警告しています。基本的な防犯を徹底すれば、マカオは多くの旅行者にとって安心して楽しめる街です。

本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。最新情報は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。