
中東の中でも治安の良さで知られるオマーン。しかし2026年6月、米国・イラン間の緊張を受けて外務省は全土に危険情報レベル2を発出しました(同月中に引き下げ済み)。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、オマーンの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月15日)。
この記事でわかること
- なぜオマーン全土に危険情報が出ているのか(中東情勢との関係)
- 侵入窃盗・ATMスキミングなど実際に発生している犯罪
- 女性一人でのタクシー利用の注意点と緊急連絡先
外務省の危険情報(2026年6月25日発出)
オマーン全土が対象(2026年6月25日に引下げ)
2026年6月18日(日本時間)の米国・イラン間の戦闘終結等に関する覚書署名を踏まえ、外務省はオマーン全土の危険レベルを2に引き下げました。ただし今後も不測の事態が発生する可能性は排除されないとして、不要不急の渡航は引き続き止めるよう呼びかけています。渡航する場合は複数の情報源から最新情報を入手し、軍事施設等に近づかない、軍事施設等の写真・動画撮影を遠くからであっても行わないなど慎重な行動が求められています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「オマーン」危険情報(2026年6月25日発出・2026年7月15日確認)
犯罪の実情
外務省によると、オマーンの治安は比較的良好とされていますが、空き巣等の侵入窃盗、路上強盗、自動車盗、車上ねらいが発生しており注意が必要です。侵入窃盗は外国人が多く居住する高級住宅街でも発生しており、現金・貴金属・家電製品等の盗難被害が確認されています。過去にはATMに小型カメラを取り付けて暗証番号を盗み取る手口も報告されています。また薬物犯罪は取締り強化にもかかわらず乱用者が増加・低年齢化の傾向にあります。
出典: 外務省「オマーン」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(2025年2月18日更新)
防犯の基本
玄関・窓の施錠を二重にし、窓には鉄格子やセンサーを設置。窓の外に足場となる物を放置しないなど、侵入しづらい環境を作ることが効果的です。短時間の外出でも必ず施錠してください。
流しのタクシーではなく配車アプリやホテル待機の信頼できる車両を選び、事前に車両ナンバーを控え、助手席ではなく後部座席に座るなど常に警戒心を持つことが推奨されています。
出典: 外務省「オマーン」安全対策基礎データ・防犯対策(2025年2月18日更新)
知らないと危ないルール・タブー
出典: 外務省「オマーン」安全対策基礎データ・一般犯罪/薬物犯罪(2025年2月18日更新)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
在オマーン日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も参照できます。
出典: 外務省「オマーン」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2025年2月18日更新)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 危険情報レベル2の背景を理解する:中東情勢の変化により全土にレベル2が発出されています。軍事施設への接近・撮影は厳禁です
- 侵入窃盗・ATMスキミングに注意:高級住宅街でも被害が出ています。施錠の二重化とATM利用時の警戒を
- 9999(警察・消防・救急共通)を保存:女性の単独タクシー利用は配車アプリ等の信頼できる手段を選んでください
オマーンは中東でも治安の良い国とされますが、2026年の情勢変化で危険情報が発出された経緯があります。最新の危険情報を必ず確認したうえで、基本的な防犯対策を徹底してください。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月15日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前には必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。