
インド洋に浮かぶビーチリゾート、セーシェル。外務省の危険情報は出ておらず「他のアフリカ諸国と比べ安定」していますが、成人人口の約1割が薬物中毒者とされ、夜間の一人歩きには注意が必要です。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、セーシェルの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。
この記事でわかること
- 危険情報なしでも注意が必要な「夕方5時以降の街」の実情
- 電子渡航申請(渡航許可)が必須という入国手続きの最新事情
- 島ごとの警察署の連絡先と、有毒な海洋生物への注意点
外務省の危険情報 ― 発出なし
全土が対象。ギャング集団・テロリスト等の脅威情報も確認されていない
セーシェルに外務省の危険情報は発出されていません。強盗、誘拐、殺人等の凶悪犯罪はほとんど発生しておらず、ギャング集団やテロリスト等の脅威情報も確認されていないため、治安情勢は他のアフリカ諸国と比べ安定しているとされています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「セーシェル」危険・スポット・広域情報(2026年7月21日確認)
犯罪の実情 ― 夕方5時以降は街から人が消える
セーシェルでは薬物中毒者が成年人口の約1割いるとされており、特に夜間やビーチ等でのスリ、置き引き等の一般犯罪が発生しています。他方、夕方5時以降は多くの店が閉まり人通りも少なくなる上、街灯もまばらで、場所によっては薬物中毒者、浮浪者、物乞い等に声をかけられることもあるため、特に夜間の一人歩きは避けてください。
出典: 外務省「セーシェル」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(2026年2月26日更新・2026年7月21日確認)
入国前に要確認 ― 電子渡航申請(Travel Authorization)
セーシェル入国には、査証は不要な一方、入国30日前から可能な電子渡航申請(Seychelles Electronic Border System)で事前に渡航許可を取得する必要があります。旅券の顔写真ページ、顔写真、ホテル・航空券の予約確認書等のアップロードが必要で、手数料は10~70ユーロです。空港での入国審査では、1日あたり最低150米ドルの十分な資金の提示も求められます。
出典: 外務省「セーシェル」安全対策基礎データ・査証、出入国審査等(2026年2月26日更新・2026年7月21日確認)
海のレジャーで注意すべき生物
ビーチが多い一方、ウニやクラゲに加え、ウミヘビ、ミノカサゴ、ストーンフィッシュ、アカエイ、オニヒトデ等の有毒な海洋生物やサメと遭遇する危険があります。街中の野良犬にも近づかず、噛まれた場合は破傷風・狂犬病の予防接種を念頭に医療機関を受診してください。違法薬物所持で有罪となった場合は最低5年の懲役刑、路上等での飲酒も罰金・禁錮の対象です。
出典: 外務省「セーシェル」安全対策基礎データ・風俗、習慣、健康等(2026年2月26日更新・2026年7月21日確認)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
マヘ島、プララン島、ラ・ディーグ島それぞれに警察署があります。スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。
出典: 外務省「セーシェル」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年2月26日更新・2026年7月21日確認)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 渡航前に電子渡航申請を済ませる: 入国30日前から手続き可能
- 夕方5時以降の一人歩きを避ける: 人通りが減り、街灯もまばらになります
- 海の危険生物にも注意: ウミヘビ・オニヒトデ等、ビーチのレジャーでも油断は禁物です
危険情報が出ていない数少ないアフリカの国の一つですが、「安全=無警戒でよい」ではありません。基本的な防犯と入国手続きの事前準備が、快適な滞在の鍵です。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。最新情報は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。