イエメンの治安は危険?旅行者が知っておくべき現状と注意点

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イエメンは現在、外務省が全土に最高レベルの危険情報「レベル4:退避勧告」を発出している国です。政府軍と反政府武装勢力の衝突が続き、在イエメン日本国大使館も一時閉館しています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、イエメンの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月15日)。

この記事でわかること

  • なぜイエメン全土がレベル4(退避勧告)なのか
  • 紅海での船舶攻撃や国内情勢の流動化の経緯
  • 横行する国際ロマンス詐欺の手口と緊急連絡先
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外務省の危険情報(2026年1月23日発出)

レベル4 退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)
イエメン全土(ソコトラ島を含む)が対象

イエメンでは、正統政府と反政府勢力(ホーシー派)との衝突やイスラム過激派組織によるテロ・誘拐事件が発生しています。2025年12月には、正統政府と協力関係にあった「南部移行評議会(STC)」が軍事作戦を行い、暫定首都アデンを含む南部の複数県を掌握する事態が発生しました。その後、サウジの支援を受けた正統政府部隊が支配領域を回復したものの、アデンを含む地域でも武力衝突が散発しており、情勢は流動的です。2023年11月以降、紅海・バーブ・エル・マンデブ海峡・アデン湾ではミサイルや無人機による船舶攻撃、船舶の乗っ取り事案も発生しました(2025年10月のガザ停戦合意後は同種攻撃は確認されていません)。在イエメン日本国大使館は2015年2月15日に一時閉館し、現在は在サウジアラビア日本国大使館内の臨時事務所で業務を継続しています。

出典: 外務省 海外安全ホームページ「イエメン」危険情報(2026年1月23日発出・2026年7月15日確認)

犯罪・治安の実情

イエメン各地では殺人・強盗・誘拐等の凶悪犯罪が発生しているほか、「アラビア半島のアル・カーイダ(AQAP)」によるテロの脅威もあり、不安定な治安情勢が続いています。渡航自体が全面的に止められている国であるため、外務省は目的を問わずイエメンへの渡航を止め、既に滞在している場合は直ちに退避するよう求めています。

出典: 外務省「イエメン」安全対策基礎データ・一般治安情勢(2026年1月5日更新)

知っておくべき詐欺の手口

国際ロマンス詐欺
紛争地イエメンで活動する実在しない医師・軍人・国連職員等になりすまし、Facebook・X(旧Twitter)・Instagram等のSNSやLINEを通じて親密になった後、荷物の輸送費・日本への渡航費・契約解除金・治療費等の名目で高額送金を求める手口が多数確認されています。米軍関係者や国連職員が一般人に費用の支払いや立て替えを要求することは一切ありません。

出典: 外務省「イエメン」安全対策基礎データ・犯罪発生状況(国際ロマンス詐欺)(2026年1月5日更新)

緊急時の連絡先

イエメンへの渡航自体が止められていますが、既に滞在中の方・関係者向けに参考情報を掲載します。

在イエメン日本国大使館(在サウジアラビア日本国大使館内の臨時事務所) (国番号966)11-482-6880

出典: 外務省「イエメン」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年1月5日更新)

まとめ ― 覚えるのは2つだけ

  1. どのような目的であれ渡航しない:外務省は全土にレベル4(退避勧告)を発出しており、既に滞在している場合は直ちに退避するよう求めています
  2. SNS経由の高額送金要求は詐欺と疑う:実在しない医師・軍人・国連職員を装う国際ロマンス詐欺が多数確認されています

イエメンは日本人の渡航自体が想定されていない国です。関係者・在留者は在サウジアラビア日本国大使館内の臨時事務所と密に連絡を取り、最新の情勢を確認し続けることが何より重要です。

本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月15日確認)に基づいています。イエメンの情勢は流動的で危険情報も随時更新されるため、必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。