
湾岸協力会議(GCC)加盟国の中でも比較的治安が良好とされるバーレーン。しかし外務省は2026年6月、中東情勢の緊迫化を受けて全土に危険情報レベル2を発出しました。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、バーレーンの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。
この記事でわかること
- 2026年6月に発出された危険情報レベル2の背景
- デモが多いシーア派居住区の見分け方と近づかないための注意点
- 男女交際に関する厳格な規律と、緊急連絡先
外務省の危険情報(2026年6月25日発出・引下げ)
バーレーン全土が対象(2026年6月18日の米国・イラン間の戦闘終結等に関する覚書署名を踏まえ引下げ)
外務省は「今後も不測の事態が発生する可能性は排除されない」として、渡航する場合は複数の情報源から最新情報を入手し特別な注意を払うよう求めています。軍事施設等に近づかない、遠くからであっても軍事施設等の写真・動画を撮影しないなど慎重な行動が必要です。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「バーレーン」危険情報(2026年6月25日発出・2026年7月21日確認)
犯罪の実情 ― 治安は良好も詐欺事案に注意
外務省は「日本人を直接の対象とした犯罪は多くはない」としつつ、過去には日本人女性への痴漢被害、外国人を狙った殺人・強盗・放火等の凶悪犯罪、窃盗・暴行・違法薬物の密輸密売等も少なからず発生していると明記しています。近年はインターネットやスマートフォンを利用して金銭を詐取する詐欺事案も発生しています。
シーア派住民の居住区(古い建物が多い、落書きがある、黒い旗が掲げられている等が特徴)では週末を中心にデモ・集会が実施されており、過激化した若者がタイヤを燃やし道路を封鎖する、火炎瓶を投げるなど治安部隊との衝突に発展した事例があります。2023年10月以降は反イスラエル集会も断続的に発生。こうした地区には昼夜を問わず立ち入らず、爆発音を聞いた場合や不審者・不審物を発見した場合は直ちにその場を離れてください。
出典: 外務省「バーレーン」安全対策基礎データ・犯罪発生状況/滞在時の留意事項(2025年8月25日更新)
知らないと危ないタブー・法律
出典: 外務省「バーレーン」安全対策基礎データ・滞在時の留意事項/風俗、習慣、健康等(2025年8月25日更新)
防犯の基本
外務省は「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品を持ち歩かないことを基本としています。不審な電話やメッセージを受信した場合は、まず詐欺を疑い、安易に個人情報を提供しないよう呼びかけています。バスは外国人労働者の利用が多くスリの報告があるため、Uber Taxi等の配車アプリの利用が安全とされています。
出典: 外務省「バーレーン」安全対策基礎データ・防犯対策/交通事情(2025年8月25日更新)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。
| 在バーレーン日本国大使館(マナーマ) | +973-1771-6565 閉館時: +973-3945-5427(携帯) |
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出典: 外務省「バーレーン」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2025年8月25日更新)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 中東情勢を踏まえレベル2を認識する: 軍事施設への接近・撮影は厳禁です
- シーア派居住区のデモには近づかない: 週末を中心に発生し、衝突に発展することがあります
- 999(警察・消防・救急共通)を保存: 男女交際・飲酒に関する規律も厳格です
比較的治安が良好とされるバーレーンですが、2026年6月の危険情報発出が示す通り中東情勢の影響を受けやすい国でもあります。最新情報を確認しつつ、現地の規律とタブーを守って滞在してください。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。