ブリスベン観光で私が「コアラ抱っこ詐欺」に遭った話!実は知らない穴場スポットと罠

ブリスベンって実際どうなの?シドニーより良いって本当?

ブリスベンの美しい街並みとブリスベン川

正直に言います。私、最初はブリスベンを完全に舐めていました。「どうせシドニーの劣化版でしょ?」なんて思っていたんです。でも実際に3日間滞在してみると、この街には独特の魅力があることに気づきました。

ブリスベンはクイーンズランド州の州都で、人口約250万人のオーストラリア第3の都市。でも数字だけでは語れない、のんびりとした雰囲気が漂っています。年間300日以上晴天という気候の良さもあって、街を歩いているだけで気分が上がってくるんです。

ただし、観光地としては意外な落とし穴もあります。特にコアラ抱っこについては、後で詳しくお話ししますが、私は完全に騙されました。

まさかの無料!?サウスバンク・パークランドの衝撃

サウスバンクの人工ビーチで楽しむ観光客たち

ブリスベン観光で絶対に外せないのがサウスバンク・パークランドです。ここは1988年の万国博覧会跡地を公園に改造した場所で、なんと入場無料!でも内容は有料施設顔負けなんです。

一番驚いたのはストリーツ・ビーチという人工ビーチ。海から60km離れた内陸の街なのに、本格的な砂浜とラグーンがあるんです。水着を持参すれば無料で泳げます(更衣室も完備)。平日の午前中なら地元の人しかいないので、まるでプライベートビーチ気分を味わえますよ。

営業時間は朝5時から夜10時まで。アクセスはセントラル駅から徒歩15分ほどです。週末の夜にはよく無料コンサートも開催されているので、事前にウェブサイトをチェックしてみてください。

実は地元の人に教えてもらったんですが、パークランド内のリバーステージでは、毎週日曜日の午後2時から無料のダンスレッスンが開催されています。観光客でも気軽に参加できるので、現地の人との交流を求める方にはおすすめです。

「コアラ抱っこ詐欺」の真実を暴露します

ローンパイン・コアラサンクチュアリのコアラ

さて、私が遭遇した「コアラ抱っこ詐欺」の話をしましょう。実はオーストラリアでコアラを抱っこできるのは、クイーンズランド州と南オーストラリア州だけなんです。つまり、ブリスベンは貴重な「コアラ抱っこ体験」ができる都市の一つ。

私はローンパイン・コアラサンクチュアリ(入場料39豪ドル)に行きました。世界最大のコアラ保護施設で、130頭以上のコアラが暮らしています。セントラル駅からバスで約30分、フェリーなら45分の距離です。

ところが!コアラ抱っこの写真撮影は別料金25豪ドルだったんです。しかも事前に調べた情報では「入場料に含まれる」と書いてあったのに。これが私の言う「詐欺」です。情報が古いか、間違っているサイトが多いんですよね。

でも実際に抱っこしてみると、コアラの毛がふわふわで、意外に重くて(約10kg)、とても愛らしい。25豪ドルの追加料金を払う価値は十分ありました。ちなみに、コアラは1日20時間寝ているので、午前中の方が活発な姿を見られる確率が高いです。

地元民しか知らない?ストーリーブリッジの秘密

ストーリーブリッジからの絶景パノラマ

ストーリーブリッジでのブリッジクライムは有名ですが、実は知られていない無料の絶景スポットがあります。それはカンガルーポイント・クリフス。

ブリッジクライム(料金99豪ドル〜)も確かに素晴らしいのですが、予約が取りにくく、高所恐怖症の人にはきつい。でもカンガルーポイント・クリフスなら、ほぼ同じ景色を無料で楽しめるんです。

ここは地元のロッククライミングスポットでもあり、平日なら観光客はほとんどいません。夕方5時頃に行くと、ブリスベン川に夕日が反射して、本当に美しい光景が見られます。アクセスはセントラル駅からフェリーで15分、ホルマン・ストリート・ワーフ下船です。

さらにマニアックな話をすると、このクリフスには第二次世界大戦時の砲台跡が残っています。観光ガイドブックには載っていませんが、歴史好きの方には興味深いスポットです。

食べなきゃ損!意外すぎるブリスベン・グルメ

ブリスベンの多国籍料理とローカルグルメ

ブリスベンのグルメシーンは、正直言って期待していませんでした。でも実際に食べ歩いてみると、驚きの連続だったんです。

まず絶対に試してほしいのがモートンベイバグ。これは小さなロブスターのような甲殻類で、ブリスベン近海の特産品です。イーグル・ストリート・ピアの「Aria Restaurant」(メイン料理45豪ドル前後)で食べた一皿は、今でも忘れられません。甘くてプリプリの食感が最高でした。

でも本当に衝撃的だったのは、チャイナタウンのバインミー。フォーティテュード・バレーにある「Red Lotus」というベトナム料理店のバインミー(8豪ドル)が、人生で食べた中で一番美味しかったかもしれません。営業時間は午前10時から午後9時まで、土日は行列ができるので平日がおすすめです。

地元の人に教えてもらった隠れた名店が「Gauge」というコーヒーショップ。ここのフラットホワイト(4.5豪ドル)は、メルボルンのカフェに負けない品質です。場所はサウス・ブリスベン駅から徒歩5分。朝7時から開いているので、早起きした日の朝食にぴったりです。

夜のブリスベンで気をつけるべきこと

ブリスベンは比較的治安の良い街ですが、夜の一人歩きには注意が必要な場所があります。特にフォーティテュード・バレーは夜遅くになるとかなり騒がしくなります。

私が実際に体験したトラブルは、金曜日の夜11時頃、バレー駅周辺で酔っぱらいに絡まれたこと。怖い思いをしましたが、近くにいた警備員がすぐに助けてくれました。週末の夜は特に、メインストリートから外れないようにしましょう。

逆に安全でおすすめなのがイーグル・ストリート・ピアの夜景散歩。ここは夜10時頃まで人通りが多く、警備もしっかりしています。ブリスベン川沿いの遊歩道を歩きながら、対岸のシティ・ボタニカル・ガーデンの夜景を楽しめます。

知っておくと便利な交通の裏技

ブリスベンの公共交通機関で絶対に知っておきたいのがgo cardの日曜日特典。日曜日は1日乗り放題でわずか3.7豪ドルなんです。これを知らずに普通に切符を買っていた初日は、20豪ドル近く使ってしまいました。

フェリーも交通手段として優秀です。特にCityCatという高速フェリーは、観光クルーズ気分を味わいながら移動できます。サウスバンクからニューファームパークまでは約15分、料金は4.8豪ドル。バスや電車より景色が良いので、時間に余裕があるときはぜひ利用してみてください。

最後に、空港からシティまでのアクセスについて。エアトレイン(22.5豪ドル)が一般的ですが、実は路線バスを乗り継げば半額以下で移動できます。時間は倍かかりますが、節約旅行の方には嬉しい選択肢です。

ブリスベンは確かに派手さではシドニーに劣るかもしれません。でも、のんびりとした雰囲気の中で本物のオーストラリアを感じられる、魅力的な街だと思います。コアラ抱っこの件は今でも腹立たしいですが、それ以上に素敵な思い出がたくさんできました。次回訪れる時は、今度こそ事前情報をしっかり確認してから行きたいと思います。