アフリカの縮図！カメルーン
カメルーンはアフリカの多様な自然や文化を凝縮したような国。ジャングルからサバンナまで変化に富んだ景観、民族の多様性、活気ある市場などアフリカの魅力を一気に味わえます。
カメルーンの基本情報
- 正式名：カメルーン共和国
- 面積：約47.5万km2（日本の約1.3倍）
- 人口：約2700万人（日本の約1/5）
- 首都：ヤウンデ
- 日本からの直行便：なし（経由便）
- 時間：約20～25時間
- 料金：往復約18万円（エコノミー）
代表的な観光地
ヤウンデ
カメルーンの首都であり、国立博物館や活気あふれる市場が魅力。文化体験に最適です。
リンベ植物園・動物園
美しい熱帯植物園と、動物園では多くの野生動物を見ることができます。
バメンダ高原
美しい山岳景観や伝統的な村が点在する地域。民族文化を深く体験できます。
治安
カメルーンの治安は地域によって大きく異なり、特に北部と南西部地域では注意が必要です。
カメルーン全体の治安
- 地域差が大きい：南西部や北部は治安が不安定
- 都市部の犯罪：ヤウンデやドゥアラではスリや強盗に注意
- 夜間の外出は危険：夜間外出は避けるべき
都市別の治安状況
ヤウンデ・ドゥアラ
- 都市中心部でも夜間は危険が伴う
- 市場などの人混みでスリに注意
バメンダ
- 南西部地域では武装勢力との衝突があり渡航注意
安全に過ごすためのポイント
- 夜間は絶対外出しない：日没後は外出を控える
- 貴重品を最小限にする：人混みでは目立つ行動を避ける
- 最新情報を確認：渡航地域の安全情報を外務省などで確認する
交通手段
カメルーンの交通手段
| バス | 都市間の主要手段 |
| ミニバス | 地方都市を結ぶ |
| タクシー | 交渉制、相乗りが一般的 |
| バイクタクシー | 短距離移動に使われる |
| レンタカー | 運転は難しく推奨しない |
ライドシェアサービス
- カメルーンでは普及しておらず一般的ではありません
旅行者におすすめの使い方
- 都市間移動：バスが現実的な選択肢
- 都市内：タクシー（交渉制）で安全確保
- 短距離移動：バイクタクシーは安全面で注意が必要
言語
カメルーンで主に使われる言語
| 言語 | 使用地域 | 使用率 |
|---|---|---|
| フランス語 | 全国 | 80% |
| 英語 | 北西部・南西部 | 20% |
| 現地語 | 全国各地 | 広範囲 |
- フランス語と英語が公用語だがフランス語が主流
- 都市部ではフランス語が必須、英語は限定的に通じる
- 地方では現地語も広く使われる
気候
カメルーンの気候の特徴
カメルーンは赤道に近く、熱帯気候が広がっています。南部は高温多湿、北部は乾燥しており、地域によって大きな差があります。
年間の気候（ヤウンデを中心に）
| 冬（12～2月） | 20～30℃ 乾季に入り、比較的過ごしやすい |
| 春（3～5月） | 22～32℃ 湿度が高まり、雨が増える |
| 夏（6～8月） | 20～28℃ 雨季のピーク。激しいスコールがある |
| 秋（9～11月） | 22～30℃ 雨季が終わり、乾季に向かう |
地域別の気候
| 地域 | 特徴 |
|---|---|
| ヤウンデ | 標高が高めで比較的過ごしやすい |
| ドゥアラ | 海沿いで高温多湿。蒸し暑い日が多い |
| 北部 | 乾燥していて気温が非常に高い |
電源プラグ
- カメルーンの電圧：220V（日本は100V）
- 最も多いプラグ：タイプC・E（日本はタイプA）
- スマホ・PC充電：対応機器ならそのまま使用可
- 変換プラグ：必須
チップ、水、お酒について
| チップ | 高級店やホテルでは10%程度 |
| 水道水 | 飲用不可。ボトルウォーター必須 |
| お酒 | 合法。ビールやワインが主流 |
NG行動
日本人がやってしまいがちなカメルーンでのNG行動
| NG行動 | 代わりにすべきこと |
|---|---|
| 政府施設を撮影 | 厳禁。警察に注意される可能性あり |
| 水道水を飲む | 必ずミネラルウォーターを使用 |
| 肌の露出が多い服装 | 暑くても露出は控えめに |
| 夜間の外出 | 治安上控えるのがベター |
| バイクタクシーでノーヘル | 必ずヘルメットを着用 |
| 現地通貨を持たずに行動 | クレジットカードより現金が主流 |
大使館情報/緊急連絡先
在カメルーン日本国大使館
- 住所: Quartier Bastos, Rue 1791, Yaoundé
- 電話番号: +237-2222-98-82
- メール: jpembassy@ya.mofa.go.jp
日本大使館を利用すべきケース
| パスポート紛失 | 再発行・一時渡航書対応 |
| トラブル発生 | 警察・病院の通訳支援 |
| 災害・暴動 | 避難誘導と安否確認 |
| 逮捕・拘束 | 弁護士や家族連絡の手配 |
| 健康問題 | 医療機関紹介 |
その他の緊急時連絡先
| 用途 | ☎ | 詳細 |
|---|---|---|
| 警察 | 117 | 事件・盗難など |
| 消防 | 118 | 火災・災害時 |
| 救急 | 119 | けが・病気の緊急対応 |
英語が話せない場合の対応
「Japanese interpreter, please」や筆談アプリの使用が有効。
あいさつや簡単な会話
| 日本語 | カタカナ読み |
|---|---|
| こんにちは | ボンジュール |
| ありがとう | メルシー |
| さようなら | オーヴォワール |
| はい／いいえ | ウィ／ノン |
| すみません | エクスキューズ モア |
| 助けてください | ゼ ヴ ドゥマン ド ライード |
| いくらですか？ | コンビヤン サ コウト？ |
| トイレはどこ？ | ウ セ トワレット？ |
フランス語が主流なので、簡単な単語を覚えると安心です。
カメルーン人あるある
1. 挨拶がとても丁寧
すれ違うときに「ボンジュール」は必須。
2. 音楽とダンスが大好き
日常的にリズム感ある文化が根付いている。
3. 食事は手で食べることも多い
特に家庭では素手で食べるのが一般的。
4. サッカー熱がすごい
カメルーン代表は国民の誇り。
5. フルーツが豊富
パパイヤやバナナなどがその場で買える。
6. 時間にルーズな傾向
約束時間より遅れるのは普通。
7. 屋台文化が発達
通りにはローカルフードの屋台が並ぶ。
8. 家族のつながりが強い
親戚や大家族で暮らすのが一般的。
9. フランス語が主な公用語
一部では英語も使われるが少数派。
10. 天然素材の衣装がカラフル
伝統的な布を使った服がとても鮮やか。