エルサルバドルの治安
エルサルバドルは中米に位置し、美しい自然と歴史的な背景を有する国です。
治安は全体としては改善傾向にあるものの、特に都市部ではギャングによる暴力や軽犯罪のリスクが報告されています。渡航者は十分な安全対策と最新情報の確認が必要です。
外務省発表の危険レベル
エルサルバドルは「十分注意してください(レベル2)」に分類されています。
主要都市部では治安改善が進んでいるものの、依然としてギャングの影響があるため、最新の安全情報の確認が求められます。
参考:外務省海外安全ホームページ
10万人あたりの殺人率
世界100位/177国中
殺人事件 約7.5件 / 10万人中(推定値)
参考:世界銀行:エルサルバドルの殺人率
世界平和度指数
世界115位/163国中
※順位が高いほど平和
参考:Global Peace Index 2024
戦争が起きている地域はある?
都市部での抗争と暴動
エルサルバドルでは、主要都市部でギャング間の抗争が原因となり、突発的な暴動や衝突が発生するケースがあります。これらは通常短期間で収束しますが、地域によっては住民の安全が一時的に脅かされることもあり、渡航者は十分な警戒が必要です。特に夜間や混雑したエリアでの行動は慎重に行う必要があります。
農村部での局所的な対立
農村部では、土地や資源を巡る地域間の対立が原因で、短期間の暴力衝突が発生することがあります。これらの衝突は大規模な戦争状態には至りませんが、突発的な事件として住民に影響を与えるため、渡航者は現地の状況を常に確認し、危険エリアを避けるように心がける必要があります。
国境地域の安全リスク
エルサルバドルは隣国との国境地域で、治安維持が難しいエリアが存在します。国境付近では、密輸や不法入国に関連した小規模な衝突が報告されており、渡航者はこれらの地域には絶対に近づかないよう、最新情報を確認する必要があります。
ギャング、マフィア、やくざはいる?
都市部における軽犯罪グループ
エルサルバドルでは、特に首都サンサルバドルなどの大都市で、地域に根ざした軽犯罪グループが活動しています。これらのグループは窃盗や詐欺、誘拐などの軽犯罪を行い、時としてギャング間の抗争に発展するケースもあります。政府は厳格な取り締まりを行っていますが、渡航者は十分に注意する必要があります。
暴力団の存在とその影響
また、エルサルバドルでは、組織的な暴力団体やマフィアが一部地域で活動しており、これが軽犯罪の背景となっている場合があります。こうした犯罪組織は、経済的不均衡や政治的不安定さを背景に勢力を拡大する傾向があり、渡航者は現地の情勢に十分注意する必要があります。
最新安全対策の実施状況
エルサルバドル政府は、最新の監視技術と国際的な治安協力を通じ、犯罪の発生を抑制する対策を講じています。これにより、訪問者は基本的な安全対策を守ることで、ほとんどのリスクを回避できる環境が整えられています。常に最新情報の収集と警戒が求められます。
エルサルバドルの最近の重大事件
- 2024年3月:サンサルバドルでの大規模強盗事件
首都で強盗事件が多発し、複数の旅行者が被害に遭いました。
参考)ロイター - 2023年12月:地方での抗争発生
農村部で抗争が発生し、住民が避難する事態となりました。
参考)ロイター - 2024年5月:国境地域での窃盗事件激増
国境近辺で窃盗事件が急増し、治安対策が強化されました。
参考)ロイター
まとめ
エルサルバドルは魅力的な文化と自然を有する国ですが、都市部と地方部で治安状況にばらつきがあるため、十分な安全対策と最新情報の確認が不可欠です。
最新情報の確認と基本的な安全対策を徹底することで、安心して訪問できる環境が整えられます。