
南米大陸の北東部に位置するガイアナ。外務省は「凶悪犯罪の発生率は依然として高い水準」とし、2025年の殺人発生率は人口10万人あたりで日本の29倍にのぼると明記しています。この記事は、外務省の一次情報だけを根拠に、ガイアナの治安の「今」を整理したものです(記事内容の確認日: 2026年7月21日)。
この記事でわかること
- 危険情報レベル1が出ている理由と、殺人発生率の日本比較
- 2016年以降に日本人が遭った9件の強盗被害の実態
- ジョージタウンで避けるべき具体的な地区と、緊急連絡先
外務省の危険情報(2026年5月25日発出)
殺人や強盗等の凶悪犯罪が多数発生。主要都市で数人グループによる強盗事件が頻発し、日本人を含む外国人が狙われる事件も増加傾向にあります
外務省は、犯人がけん銃等の凶器を持っている可能性が高いとして十分な注意を呼びかけています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「ガイアナ」危険情報(2026年5月25日発出・2026年7月21日確認)
犯罪の実情 ― 殺人発生率は日本の29倍
外務省によれば、2025年は殺人事件が130件発生し、人口10万人あたりの殺人発生件数は日本の29倍にのぼります。2016年以降、日本人が強盗被害に遭う事件が9件(在留邦人4件、短期渡航者5件)発生しており、在留日本人数が十名以下であることを踏まえると非常に多い数字だと外務省は指摘しています。
殺人事件(2025年)
人口あたり殺人発生率(対日本)
2016年以降の日本人強盗被害
昼間にジョージタウンの街中でリュックサックを奪い取られ転倒負傷、夕方に海岸沿いを散策中けん銃を持った男らに所持品を奪われた事例、ホテル周辺で自転車の強盗2人に刃物で腕を切りつけられ負傷した事例が報告されています。窃盗・強盗事件の約8割でスマートフォンが強奪されています。
出典: 外務省「ガイアナ」安全対策基礎データ・犯罪発生状況/日本人の被害例(2026年4月3日更新)
防犯の基本 ― 危険地区への接近を避ける
ジョージタウンのタイガーベイやアルボーイズ・タウンには近づかないでください。中心街のスターブロック・マーケット、ブルダ・マーケット、リージェント・ストリート、ウォーター・ストリート周辺も注意が必要で、高級ホテル周辺でも路上強盗被害が報告されています。
夜間の外出や単独移動は極力避け、必ず車で移動してください。ホテルの部屋の出入り時は周辺の不審者を確認し、在室中は補助錠を掛けて訪問者を確認するまでドアを開けないこと。強盗に遭った場合は絶対に抵抗せず、生命の安全を最優先にしてください。
出典: 外務省「ガイアナ」安全対策基礎データ・犯罪被害危険地域/防犯対策(2026年4月3日更新)
緊急時の連絡先 ― このページを保存しておいてください
ガイアナには日本の在外公館がなく、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が兼轄しています。スマホからは番号をタップするとそのまま発信できます。
| 在ガイアナ日本国名誉総領事 | +592-225-4359 |
|---|---|
| 在トリニダード・トバゴ日本国大使館(兼轄) | +1-868-628-5991 |
出典: 外務省「ガイアナ」安全対策基礎データ・緊急時の連絡先(2026年4月3日更新)
まとめ ― 覚えるのは3つだけ
- 殺人発生率は日本の29倍: レベル1でも警戒を緩めないでください
- タイガーベイ等の危険地区に近づかない: 高級ホテル周辺でも強盗が起きています
- 夜間の単独徒歩移動をしない: 必ず車で移動し、強盗には絶対抵抗しない
外務省が「10名以下の在留邦人に対し9件の強盗被害」と明記する数字は、ガイアナの治安リスクの高さを物語っています。危険地区を避け、夜間の単独行動を控えることが最大の防犯対策です。
本記事の内容はすべて各節に示した外務省の公開情報(2026年7月21日確認)に基づいています。危険情報は随時更新されるため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。