イラクのおすすめ観光ガイド

文明発祥の地!イラク

イラクはメソポタミア文明の発祥地であり、悠久の歴史を持つ国。古代都市バビロンや、首都バグダッドの歴史的な建築群など、魅力的な史跡が点在しています。

イラクの基本情報

  • 正式名:イラク共和国
  • 面積:約43.8万km2(日本の約1.2倍)
  • 人口:約4400万人(日本の約1/3)
  • 首都:バグダッド
  • 日本からの直行便:なし(経由便)
  • 時間:約15〜20時間
  • 料金:往復約18万円(エコノミー)

代表的な観光地

バビロン遺跡

古代メソポタミア文明を象徴する世界遺産。伝説的な「バベルの塔」の舞台とも言われ、歴史的価値が高い遺跡群です。


バグダッド国立博物館

古代文明の貴重な出土品を展示。メソポタミア文明を知るには欠かせないスポットで、歴史好きには特におすすめです。


カルバラー

シーア派イスラム教の聖地で、美しいモスクが立ち並びます。特にアシュラーの時期には多くの巡礼者が訪れます。

治安

イラクは治安が非常に不安定で、依然として危険地域とされています。

イラク全体の治安

  • テロの頻発:テロ攻撃が頻繁に発生
  • 治安改善途上:一部地域では政府が統制を回復しつつあるが、安全性は低い
  • 誘拐リスク:外国人誘拐事件の危険性あり

都市別の治安状況

バグダッド

  • 特に夜間の外出は非常に危険
  • 爆発事件や誘拐事件が多発

バスラ

  • 南部の中心都市だが、治安は不安定

エルビル

  • 比較的安定したクルド自治区内にあり、比較的安全だが注意が必要

安全に過ごすためのポイント

  • 不要不急の渡航中止:現在も外務省が退避勧告を発出中
  • 軍・警察施設や集会を避ける:テロ攻撃の標的になりやすい
  • 夜間外出は絶対に避ける:誘拐や暴力事件のリスクが高い

交通手段

イラクの交通手段

バス 主要交通手段だが安全性は低い
タクシー 交渉制、安全面に不安
乗合車 地元民が利用、治安に不安
レンタカー 安全上推奨しない

ライドシェアサービス

  • イラク国内ではライドシェアの普及は極めて限定的

旅行者におすすめの使い方

  • 旅行は推奨されない:安全が確保されるまで訪問を避ける
  • やむを得ない移動時は専門家の支援が必須

言語

イラクで主に使われる言語

言語 使用地域 使用率
アラビア語 全国 95%
クルド語 北部 20%
英語 都市部 少数
  • アラビア語が公用語(全国で広く通用)
  • クルド自治区ではクルド語も一般的
  • 英語は非常に限定的で、現地語が話せないと意思疎通は難しい

気候

イラクの気候の特徴

イラクは乾燥した気候で、特に夏は非常に高温になることが特徴です。冬は寒く、雪が降ることもありますが、一般的に温暖です。中央部や南部は乾燥しており、北部は少し湿潤気候になります。

年間の気候(バグダッドを中心に)

(12~2月) 5~15℃ 夜間はかなり冷えることもあり、雪が降ることがある
(3~5月) 15~25℃ 春の訪れとともに温暖になる
(6~8月) 30~45℃ 最高気温が40℃を超えることもあり、非常に暑い
(9~11月) 20~30℃ 夏の暑さが和らぎ、過ごしやすくなる

地域別の気候

地域 特徴
バグダッド 乾燥した砂漠気候で、夏は非常に暑く、冬は比較的温暖
モスル 北部に位置し、バグダッドよりは涼しく湿潤気候に近い
バスラ 南部に位置し、非常に暑く湿気が多い

電源プラグ

電源プラグ タイプC

  • イラクの電圧:230V(日本は100V)
  • 最も多いプラグ:タイプC(日本はタイプA)
  • スマホ、パソコン充電:そのまま使える場合が多い
  • 日本式のコンセント:変換プラグが必要

チップ、水、お酒について

チップ 基本不要 高級店やタクシーで5-10%程度
水道水 飲まない方が良い
お酒 法律で制限あり。酒類の販売が限られており、主に大都市の一部で購入可

NG行動

日本人がやってしまいがちなイラクでのNG行動

女性の服装が露出している 控えめな服装を心がける
公共の場で手をつなぐ 特に異性との手をつなぐことは避ける
写真を勝手に撮る 人物や政府機関、軍の施設を無断で撮影しない
公共の場での大声 静かに振る舞うよう心掛ける
タバコを公共の場で吸う タバコは指定された喫煙エリアで吸う

大使館情報/緊急連絡先

在イラク日本国大使館

  • 住所: Al-Qadisiyah District, Baghdad, Iraq
  • 営業時間: 月~金 09:00-12:30、13:30-17:00
  • 電話番号: +964-790-192-3215

緊急連絡先

  • 警察・救急車・消防: 122
  • 警察(非緊急): 130
  • 医療相談(非緊急): 140

あいさつや簡単な会話

こんにちは アッサラーム・アライクム
ありがとう シュクラン
お願いします アフワン
すみません アスィフ
ごめんなさい アナ アスィフ
お元気ですか? カイファ・ハールク
水をください マイ・アラーミ
お会計お願いします アル-ヒサーブ・ファヴァド
トイレはどこですか? アイン・アッ・ハマーム
ここで降ります サ・アタ・ヒナ

イラク人あるある


1.「食事は家族と一緒に」

イラクでは、食事を家族と一緒に楽しむ文化が根強く、食卓は家族団らんの場所として大切にされています。

2.「スイカが人気」

イラクではスイカが非常に人気で、特に夏には冷やしたスイカがよく食べられます。

3.「公共の場での静けさ」

公共の場では静かに過ごすことが大切で、大声で話すことは好まれません。

4.「手を使って食べる」

イラクでは、特に家庭で食事を手で食べることが一般的です。ナンやパンを使って食べるのが普通です。

5.「伝統的な衣装」

イラクの多くの地域では、伝統的な衣装が日常的に着られており、特に祝祭日や重要なイベントで見ることができます。

6.「お茶を飲む習慣」

イラク人はお茶を頻繁に飲む習慣があり、特に砂糖をたっぷり入れて甘いお茶を好みます。

7.「社交的な性格」

イラク人は非常に社交的で、訪問者には温かい歓迎をします。特に食事を共にすることが重要な社交の一部です。

8.「運転の荒さ」

イラクでは運転が比較的荒いことが多く、車のクラクションが頻繁に使われます。

9.「宗教的な行事」

イラクでは、宗教的な行事が生活の中で非常に重要で、特にラマダンは特別な意味を持つ期間です。

10.「寝室の重要性」

寝室は非常にプライベートな場所とされており、家の中でも特に大切にされる空間です。