ブータンのおすすめ観光ガイド

ヒマラヤの王国!ブータン

ブータンは、ヒマラヤ山脈の中に位置する小さな国で、豊かな自然と文化が魅力です。特に、パロティンプーなどが観光名所で、美しい寺院や仏教文化に触れることができます。また、ブータン料理のエマ・ダツィモモも地元の特産です。

ブータンの基本情報

  • 正式名:ブータン王国
  • 面積:約3万8,000km2(日本の約0.1倍)
  • 人口:約80万人(日本の約1/150)
  • 首都:ティンプー
  • 日本からの直行便:なし(乗継ぎあり)
  • 時間:約9~11時間(乗継ぎあり)
  • 料金:往復約15万円(エコノミー)

代表的な観光地

パロ

美しい山々に囲まれた町で、古代の寺院や城が多くあります。


ティンプー

ブータンの首都で、伝統的な建物と現代的な文化が調和した都市です。


タクツァン僧院

「タイガーズネスト」としても知られるブータンのシンボル的な僧院です。

 

治安

ブータンの治安は非常に良好で、観光地でも安全に過ごせます。

ブータン全体の治安

  • 観光地は非常に安全: パロやティンプーなどの観光地周辺は治安が良好です。
  • 都市部は非常に安全: ブータン全土で治安が安定しており、犯罪の発生率が非常に低いです。
  • 夜間の外出も安心: 治安が良いため、夜間でも安心して外出できます。

都市別の治安状況

ティンプー

  • ブータンの首都で観光地周辺は非常に安全です。

パロ

  • 観光地として非常に人気があり、治安も良好です。

安全に過ごすためのポイント

  • 貴重品をしっかり管理: 観光地や都市部ではスリに注意。
  • 夜間の外出でも安心: 観光地周辺では治安が良いため、夜間の外出も問題ありません。

交通手段

ブータンの交通手段

バス 都市内や観光地間の移動に便利
タクシー 都市部で利用可能
自転車 都市部や小さな街で便利

ライドシェアサービス

Uber 利用不可
現地タクシー 利用可能

旅行者におすすめの使い方

  • 市内移動: タクシーやバスが便利。
  • 観光地間移動: バスや自転車が便利。

言語

ブータンで主に使われる言語

言語 使用地域 使用者率
ゾンカ語 全国 広く使用される
英語 都市部や観光地 使用される
ネパール語 一部地域 使用される
  • ゾンカ語が公用語で、ほとんどの人が話します。
  • 英語も広く通じるため、観光地や都市部では問題なくコミュニケーションが取れます。
  • ネパール語は一部地域で使用される言語です。

気候

ブータンの気候の特徴

ブータンは標高差が大きく、地域によって気候が異なります。南部は亜熱帯気候、中部は温帯、北部は高山気候。夏はモンスーンの影響で雨が多く、冬は冷え込みます。

年間の気候(ティンプーを中心に)

(12~2月) -2~10℃
朝晩の冷え込みが強いが乾燥して晴れが多い
(3~5月) 5~20℃
花が咲き温暖で観光に最適
(6~8月) 15~25℃
モンスーンで雨が多く湿度も高い
(9~11月) 10~20℃
空が澄んで美しい季節

地域別の気候

地域 特徴
ティンプー 標高2,300mで四季がある
プンツォリン 南部に位置し年間を通じて暖かい
パロ 空港があり春秋は特に快適な気候

電源プラグ

  • ブータンの電圧:230V(日本は100V)
  • 最も多いプラグ:タイプD/F/G
  • 変換プラグが必要
  • 電圧対応の確認を忘れずに

チップ、水、お酒について

チップ 基本不要だがガイドやホテルでは任意で渡す
水道水 飲用は避け、ペットボトルの水を利用
お酒 合法。アラ(米焼酎のような地酒)が有名

NG行動

日本人がやってしまいがちなブータンでのNG行動

NG行動 代わりにすべきこと
帽子をかぶったまま寺院へ入る 寺では帽子を脱ぐのがマナー
僧侶に気軽に話しかける 静かに敬意を持って接する
僧院内で写真を勝手に撮る 事前に許可を取る必要がある
短パンで観光地巡り 露出を控えた服装を意識
道の真ん中に立ち止まる 人の流れを意識して端に寄る
チベット仏教の文化を軽んじる 信仰や伝統を尊重する姿勢を大切に

大使館情報/緊急連絡先

在インド日本国大使館(ブータンは兼轄)

  • 住所: 50-G, Shantipath, Chanakyapuri, New Delhi 110021, India
  • 電話番号: +91-11-4610-4610
  • メール: jpembassy@in.mofa.go.jp

日本大使館を利用すべきケース

パスポートの紛失 一時渡航書・再発行手続き
事件・事故 通報支援と法的サポート
健康トラブル 現地医療機関の紹介
自然災害 避難案内と安全情報の提供
拘束された時 通訳・家族への連絡支援

その他の緊急時連絡先

用途 詳細
警察 113 犯罪・治安対応
救急 112 急病・けが
消防 110 火災・事故対応

英語が話せない場合の対応

「Japanese interpreter, please」と伝えましょう。英語が広く通じますが、仏教施設では現地語しか通じないこともあるため注意。

あいさつや簡単な会話

日本語 カタカナ読み
こんにちは クズザンポラ
ありがとう カディンチェー
さようなら ロペラ ツェチュン
はい/いいえ イン/メィ
すみません ゴメンナサイ
助けてください チョユ ジェー
トイレはどこ? トイレット カゲ インナ?
いくらですか? ナマ チャ チュ?

伝統的な挨拶「クズザンポラ」で笑顔が生まれます。

ブータン人あるある


1. 幸せ度をとても大事にしている

ブータンでは国の発展を「国民総幸福(GNH)」で測っており、物質的豊かさより心の豊かさが重視されます。

2. 僧侶が身近にいる

多くの家庭に僧侶の親戚がいて、仏教の教えや儀式が日常的に行われています。

3. 伝統衣装を日常的に着ている

男性は「ゴ」、女性は「キラ」を着用し、役所や学校などでは義務づけられています。

4. 牛や犬が自由に歩いている

動物を大切にする文化があり、牛や野良犬が街中を自由に歩いている光景が普通です。

5. テレビやインターネット導入が遅かった

テレビ放送は1999年に始まり、インターネットも比較的新しいメディアです。

6. 高地にあるので息が切れやすい

都市部でも標高2,000m以上あるため、坂道や階段では息が上がることも。

7. 辛い料理が好き

特に「エマ・ダツィ(チーズと唐辛子の煮込み)」は家庭料理の定番で、刺激的な味が特徴。

8. 電力は水力発電が中心

自然環境を活かしたエネルギー政策が進んでおり、近隣国への電力輸出も行っています。

9. 観光客は人数制限がある

過度な観光化を避けるため、ビザ取得やツアー参加が義務づけられている場合が多いです。

10. ゴミを持ち帰るのが当たり前

自然と調和する考え方が強く、観光地でも清掃意識が高くごみを持ち帰る文化が浸透しています。