アラビア半島のオアシス！オマーン
オマーンは、アラビア半島の東端に位置する美しい国で、歴史的な文化遺産と自然の絶景が魅力です。壮大なジャベル・アフダール山やムサンダム半島の美しい景観を堪能でき、観光地では伝統的なオマーン料理マフバス（肉や野菜とともに炊いた米）が味わえます。
オマーンの基本情報
- 正式名：オマーン・スルタン国
- 面積：約30.9万km2（日本の約0.8倍）
- 人口：約510万人（日本の約1/25）
- 首都：マスカット
- 日本からの直行便：あり
- 時間：約8～9時間
- 料金：往復約10万円（エコノミー）
代表的な観光地
ジャベル・アフダール山
オマーン最高峰で、美しい山岳景観とアラビアの伝統文化が融合した地域。
ムサンダム半島
壮大な海の景色が広がるエリアで、ダイビングやクルーズを楽しむことができる。
マスカットのスーク
伝統的なアラビア市場。地元の工芸品やスパイス、宝石などが豊富に販売されている。
治安
オマーンの治安は非常に良好で、観光地でも治安が安定していますが、基本的な安全対策は必要です。
オマーン全体の治安
- 観光地は非常に安全: 観光業が発展しており、旅行者を歓迎する雰囲気。
- スリや詐欺は少ない: ほとんどの犯罪が報告されていない。
- 地域別に注意: 治安が不安定な地域は少ないが、夜間は注意を払いましょう。
都市別の治安状況
マスカット
- 観光地周辺は非常に安全で、特に治安が良好。
サララ
- 観光地やリゾート地は安全だが、郊外では治安に注意。
安全に過ごすためのポイント
- 貴重品をしっかり管理: 観光地ではバッグや財布を持つ際に注意。
- 夜間の外出を控える: 大きな都市以外では暗い場所を避ける。
交通手段
オマーンの交通手段
| バス | 都市間や観光地間を結ぶ |
| タクシー | 都市部で利用可能 |
| レンタカー | 旅行者に人気 |
| 鉄道 | 主要都市間に鉄道は発展していない |
ライドシェアサービス
| Uber | マスカットで利用可 |
| Careem | オマーンで利用可能なライドシェアサービス |
旅行者におすすめの使い方
- 市内移動: タクシーやUberが便利。
- 都市間移動: 長距離バスやレンタカーが便利。
言語
オマーンで主に使われる言語
| 言語 | 使用地域 | 使用者率 |
|---|---|---|
| アラビア語 | 全国 | 100% |
| 英語 | 都市部・観光地 | 広く通じる |
- アラビア語が公用語で、全国で使われています。
- 英語も広く使われるが、特に都市部や観光地で通じる。
気候
オマーンの気候の特徴
オマーンは砂漠気候で、夏は非常に暑く乾燥し、冬は穏やかで過ごしやすいです。沿岸部は湿度が高くなることもあります。
年間の気候（マスカットを中心に）
| 冬（12～2月） | 17～26℃ 涼しく快適。観光のベストシーズン |
| 春（3～5月） | 22～38℃ 日差しが強くなり夏の気配が出てくる |
| 夏（6～8月） | 30～45℃ 猛烈な暑さと乾燥。外出は最小限に |
| 秋（9～11月） | 24～35℃ 暑さが落ち着き、湿度も低下 |
地域別の気候
| 地域 | 特徴 |
|---|---|
| マスカット | 海に近く湿度が高め。夏は非常に暑い |
| 内陸部 | 乾燥しており、日中と夜の寒暖差が激しい |
| 南部（サラーラ） | モンスーンの影響で夏でも涼しい |
電源プラグ
- オマーンの電圧：240V（日本は100V）
- 最も多いプラグ：タイプG（日本はタイプA）
- スマホ・PC充電：対応機器はそのまま使用可
- 変換プラグ：日本の電化製品には必須
チップ、水、お酒について
| チップ | 不要が基本。高級レストランやホテルでは5～10% |
| 水道水 | 飲用不可。ペットボトルの水を推奨 |
| お酒 | 合法だが制限あり。飲酒は指定場所のみ |
NG行動
日本人がやってしまいがちなオマーンでのNG行動
| NG行動 | 代わりにすべきこと |
|---|---|
| 露出の多い服装 | 腕・脚を隠す服装を選ぶ |
| 公共の場でのキス | 恋人・夫婦でも控えるのがマナー |
| 左手で握手や受け渡し | 右手を使うのが礼儀 |
| モスク内での無断撮影 | 許可を得てから撮影する |
| 断食中の食事を公然と | ラマダン中は配慮が必要 |
| アルコールの持ち歩き | 購入後は袋に入れて持ち運ぶ |
大使館情報/緊急連絡先
在オマーン日本国大使館
- 住所: Diplomatic Area, Al Khuwair, Muscat
- 電話番号: +968-2469-7700
- メール: jpembassy@ms.mofa.go.jp
日本大使館を利用すべきケース
| パスポート | 再発行、盗難時のサポート |
| 事故・トラブル | 現地警察＋大使館への連絡 |
| 病気・けが | 日本語対応の医療機関紹介 |
| 出入国の問題 | 必要書類の案内 |
| テロ・自然災害 | 避難情報や安全確認 |
| 拘束・逮捕 | 弁護士紹介、家族連絡支援 |
その他の緊急時連絡先
| 用途 | ☎ | 詳細 |
|---|---|---|
| 警察 | 9999 | すべての緊急通報 |
| 救急 | 999 | 病気・ケガなどの搬送 |
| 消防 | 999 | 火災・救助通報 |
英語が話せない場合の対応
「Japanese interpreter, please」と伝える。英語が通じにくい地域もあるので注意。
あいさつや簡単な会話
| 日本語 | カタカナ読み |
|---|---|
| こんにちは | サラーム |
| ありがとう | シュクラン |
| さようなら | マアッサラーマ |
| すみません | アフワン |
| はい／いいえ | ナアム／ラー |
| トイレはどこ？ | アイナ フィー トイレット？ |
| 助けてください | サイイドゥーニー |
| いくらですか？ | ビ カム？ |
穏やかな話し方が信頼されやすいポイントです。
オマーン人あるある
1. あいさつはとても丁寧
握手に時間がかかることもあるほど丁寧。
2. 髭を整えるのが習慣
男性の身だしなみの一部として重要。
3. お香（バフール）が大好き
家庭でも衣服にも香りを大切にする。
4. 1日5回のお祈りを大切にする
モスクでの礼拝は生活の一部。
5. 車社会で移動はほぼ自家用車
公共交通は少なく、Uberも増加中。
6. 冷房が強め
屋内では羽織り物が必要になることも。
7. 甘いお菓子やデーツが人気
紅茶と一緒に楽しむ文化がある。
8. 金曜日は特別な日
モスクへ行き、家族で過ごす。
9. 英語教育が進んでいる
若い世代は英語を話せる人が多い。
10. 観光客にも親切
道案内や写真撮影も快く引き受けてくれる。